2024年も残すところあとわずか。
来年のスタートダッシュに向け、皆さん準備はいかがでしょうか?
米国市場はまだクローズ前ですが、一足先に今年の実績を振り返ります。
※この記事はドル建ての日次終値を基に作成しています。円建ての実績はこちらです。
2024年の株価と配当|
株価|

配当|


株価と配当の各種指標|


株価のモデル推計|株価変化率が正規分布に従うと仮定
推計|今後の株価
2024年のここまでの株価の日次変化率の実績を使い、今後の株価を推計します。
変化率が正規分布に従うと仮定。
株価の現在値からどの程度の値幅で推移することが考えられるのか、を見ていきましょう。
株価の現在値(43.61ドル)で1株購入した場合を想定します。
得する確率 vs 損する確率
まず、経過日数と含み益・含み損の確率を見ていきましょう。
1年後には79%の確率で含み益が出ているとの結果です。

今後の株価の確率分布
1年後の株価
およそ70%の確率で、42.61ドル~53.65ドルの間に(青線で挟まれた区間)。
また、およそ95%の確率で、37.09ドル~59.16ドルの間になるという結果でした。(黄線で挟まれた区間)
最後に下落のリスクについても見ておきましょう。
1000分の1の確率では、31.58ドル以下という結果に。
この結果はあくまで参考にすぎませんが、手掛かりの乏しい投資の世界では、大きな拠り所になる数字です。


『株価の変化率のヒストグラム』と『正規分布のグラフ』
今回、株価の日次変化率が正規分布に従うと仮定しました。
仮定がある程度妥当かどうか、変化率のヒストグラムを作成し点検しておきましょう。
ここでは細かな検証はせず、ざっくり大丈夫そうなことのみ確認して先に進みます。


検証|2024年の株価
2023年の株価データを用いて、2024年の株価推移を推計した結果と2024年の実績を重ねています。
青い線で挟まれた領域が、約70%の確率で株価が存在するという結果となっていた区間です。
振り返ると、2024年の株価は、2023年の変化率を踏まえた平均的な水準を年初こそ下回っていたものの、その後、安定的に上回り、着実に高値圏を維持。
年後半には確率70%の区間を超える場面が多くなっていました。
昨年に比べかなり好調なパフォーマンスで12月後半を迎えていることがわかります。

参考・関連
参考データ
Investing.com|https://jp.investing.com/
以上の結果、いかがでしたでしょうか?
使えそうなところがあれば、是非参考にしてみてください!
来年のみなさんの投資成果に少しでも貢献できればうれしいです。